会津若松市はら笑楽交の雪フェスティバル-アドバイザー招聘事業-
今回依頼(廃校ビジネスのアドバイザー)を受けた約125年の歴史を持つ会津若松市立原小学校は、去る平成29年7月29日よりはら笑楽交(【笑】笑顔で【楽】楽しく【交】交流)として新たに生まれ変わり、現在、地元の農業法人が事務所として利用しているほか、飲食店である「カフェはら笑」、交流スペースなど様々な事業を展開しております。
ここでは今回実施された雪フェスティバルのように定期的にイベントを開催し、中山間地における地域コミュニティの強化と地域内外交流の創出を狙ってます。また「交流拠点」「経済活動拠点」という2つの機能を充実させるために、都会の料理人や専門家からのアドバイス、外国人観光客と交流するなど精力的な活動が見られます。
湊町原の情報
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人口:約250名(高齢化率55%)
主産業:農業(担い手 ㈱グリーンファーム原)
住人の高齢化、独居老人世帯の増加など地域活力が低下、
飲食店・商店等地域雇用の場所も少ない
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それらを念頭に置いて、カフェでの食事やイベント体験を通して、当社代表が現状運営について助言をし、次年度以降の事業展開に結びつける事が本事業の目的であります。ただ課題は山積であり、ベンチャー会社が陥りがちなコンセプトの欠如やマネタイズについてはメンバー間で話し合うことが必要であり、こういった要因を放置しますと、御客様だけでなく当事者同士でもニーズやウォンツ(潜在的なニーズ)との間に大きな乖離(ギャップ)が生まれます。
「みんなの廃校」プロジェクトにおける廃校施設の有効活用事例集を見ても、やはり魅力的な廃校施設の活用に関しては、奇抜なアイディアだけに留まらず、コンセプトや「誰に何を提供したいのか」が明確です。例えば、ペルソナマーケティングではら笑楽交を考えますと・・・
【笑】笑顔で
地元で生まれ育った45歳男性で小学生の娘を持つ。年収も比較的高く、仕事も生活も落ち着いていて休日は家族との時間を大切にし、娘にはいろいろ体験をしてもらいたいと願っている。ここでは娘が校庭で遊び、レストランの○○が気に入ったみたいで喜んだりしていて、そんな娘の姿を見ている父の顔は笑顔でいっぱいだ。
【楽】楽しく
そんな優しいパパも、大学までずっと勉強に励んでいたので、田舎育ちなのに全然農業体験や祭りなどにも参加していなかったみたいだ。娘と参加するという、よいきっかけが出来たので、そういう行事にはいまでは積極的に参加している。なんだか、娘よりもお父さんの方が楽しそうだ。
【交】交流
そんなお父さんは、地域の課題にも目を向けている。ただ大きな課題が山積みなので、いままでどうすることも出来なかった。はら笑楽交では、どうやら都会からシェフや関係者を呼んで交流を図り、他地域も巻き込んでレストランやイベント事業を通して、課題の解決策を模索しているそうだ。今回、NPO化すると聞いたので、意を決して出資したいと思っている。
貼付した動画のとおり、笑楽交の雪フェスティバルでは子ども以上に大人が楽しんでいるように見えました。また皆様、子どもの未来を真剣に考えており、主催者と参加者両者が 体験メニューの充実を図するにどうするべきか? 口コミによる誘客を増やして交流人口をもっと増やすにはどうしたらいいか? と話し合っている姿もありました。
よって、上記のペルソナマーケティング一例をもっと考察してもいいかと。
補助金で資金を投入し、地域住民や参加者にとって意味のないことだけは避けてほしい。ただインパクトある特産物開発やイベント立案に関しては、地域での話題作りやメディアからの引き合いも増える可能性がありますので、専門家に任せてもいいと思います。このように建設的な見直しが全国各地で必要ですが・・・。
雪フェスタと聞いたので、ただ雪を見たり、夜の幻想的な風景を見るものだと思っていたのですが、30分ぐらいのウォーキングがありまして・・・、都会のヘタレ人間にとっては大変な行事でした。
ただ、学校に戻ってきた直後の料理は格別でした。食事も楽しめて、それで大人500円!子ども無料!というのはやはり田舎価格なのでしょうか。魅せ方と伝え方次第では、もっと遠方からでも人が集まるかと。
現状でも、売上を伸ばしているレストラン機能を活かし、どう人や資金を掛けずに売上を伸ばすのかが論点となります。会費を増やすため会員を増やすのか、特産物を売るのか、外国人観光客を呼ぶのか、それぞれの点が線となって、面になるためには何が必要なのかを話し合う必要がありますね。
農業、地域伝統文化の継承、生活充実に向けた事業や地域内外での交流に関しては、すぐに儲かることもなく、お金も時間も掛かる事業ゆえに、これらに関してはコンセプトや儲かる仕組みの構築が先決でして、個人的には現状維持でもよいかと。勿論、それらは小学校という多面的機能が発揮できるプラットフォームですので、怠ることは出来ませんが。ヒントは元学校という機能性を活かすことでしょうか・・・
以上、アドバイスという事でしたので、コンサルティング・支援に関するご依頼は下記フォーマットより気軽お申し付けください。
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